藤沢IVFの特徴
藤沢IVFの特徴
当院では, 日本専門医機構 産婦人科専門医/指導医, 日本生殖医学会 生殖医療専門医, 日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医が, 最新の科学的根拠に基づきつつ, 患者様の一人ひとりに応じた個別化医療を提案いたします. 慶應義塾大学病院およびその関連病院での研究・臨床経験を活かし, アカデミックな視点と豊富な臨床経験に基づく柔軟な対応を組み合わせ, データに裏付けられた標準治療と個別のニーズに寄り添う診療を追求して参ります. 最新の知見を実践に活かしつつ, 個々の患者様にとってより効果的な治療を提供することを当院の大きな特徴としております.
現代の生殖医療のメインストリームが, 体外受精の診療であることには疑いがありません. 近年は, その治療法にも幅広い選択肢が提示されています. 全ての患者様にとっての理想のIVFの条件は, ①安価で ②通院の負担が少なく ③「痛み」が少なく, かつ ④妊娠・出産の可能性を損ねないことと言えますが, この全てを満たす “患者に優しい, friendlyな IVF” はいまだに確立しておりません.
わが国では, 安価で痛みのない内服薬に基づく”低刺激IVF”が広く実施されておりますが, はたして本当にfriendlyな治療なのでしょうか? 健康な子どもを連れて帰ることが優先されるべきであり, 周期あたりの費用や注射等の痛みを減らすことは, friendly IVFの目指す「目標」に過ぎないはずです. 私たちは, 必要最低限のホルモン剤の使用と心身の負担と引き換えに, 妊娠・出産の可能性を損ねない”simpleなIVF”の提供を目指します.
ホルモン剤の使用による体への負担がないわけではありませんが, これを上手に使うことにより, 来院が可能な日程にご来訪いただきながら, 質の高いIVFが提案できます. 仕事や上の子の子育てなどに忙しい方・来院の回数を減らしたい方は是非ご相談ください.
わが国でも遺伝診療が本格的になりつつあります. 特に, 出生前検査と呼ばれる検査の実施が増えており, 妊娠した女性は, お腹の子どもの状態を正確に把握し, 分娩をするために大きな病院に転院したり, 分娩の直後に赤ちゃんにとっての必要なケアに備えることが出来ます. すでに病気の子どもを生む可能性が高いことが判明しているカップルで, 不安に感じている方がいたら, 検査の選択肢についてご説明します.
一方で, 赤ちゃんがこのようなケアを持って生まれてくる可能性が高いならば, 妊娠する前に自分達の”リスク”を把握しておくことにより, その後の対応の幅が広がります. 家族・親戚に遺伝性疾患をお持ちの方には, 赤ちゃんに病気を引き継がせるリスクを低減できるかも知れません. 妊娠しても流産を繰り返してしまうカップルには, その原因を詳細に調べるために, 遺伝学的検査をご提案いたします.
“妊活始め”になんとなく葉酸のサプリメントを飲んだりしていませんか? お医者さんに奨められて風疹のワクチンを打ったりしませんでしたか? 葉酸の摂取は, 二分脊椎や無脳症等の, 脳や脊髄の元となる神経管の異常を原因とする生まれつきの病気を予防するためのものです. 風疹ワクチンは, 先天性風疹症候群と呼ぶ病気の予防のためです. これと同様に, 遺伝子や染色体が関わる病気の予防ができるなら, これはプレコンセプション・ヘルスケアと呼ばれる当たり前のケアの1つです. 漠然とした不安のある方も, 不安になる理由が明らかな方も, お話を聞きに来てください.
卵管鏡手術など, 自然妊娠を目指すカップルにも対応しております.
卵管鏡手術は, 末岡 浩先生(前・慶應義塾大学 医学部 産婦人科学教室)が開発した, 極めてユニークな医療です. 卵管内の観察をしてその状態を把握すると同時に, 閉塞部位を解消するものです. 卵管性不妊は, 女性の不妊症の原因の40%までを占めるとされています.
院長の佐藤は末岡先生に師事し, 年間で50例以上の手術を担当してきました. 様々な理由で体外受精が選択肢にならない方に, この自然妊娠を高める選択肢の提案が可能となります.
当院は, 24時間WEB予約受付をしております.
また, 藤沢駅より徒歩6分とお越しいただきやすい環境を整え, ご案内しております.
胚培養とは, IVFにおいて, 採取した卵子と精子を培養液中で受精させ, 発生した受精卵(胚)を一定期間育てるプロセスを指します. IVFがこれほどまでに実用面で優れた治療法として確立された要因として, 胚培養と胚凍結技術の進歩が大きいと言えます. 確かな培養の技術を抜きにしては, 最高のIVFの提供はありえません.
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